信頼できる探偵社の選び方を解説します

探偵は何ができて、何ができないのか?

探偵は何でも調べてくれる、困ったことがあったら相談にのってくれると思っていませんか?
一度お世話になった人なら分かると思いますが、確かに探偵は心強い存在です。

しかし、探偵にはできることとできないことがあり、探偵ができないことに関しては依頼をされても断られてしまいます。
探偵はなんでも屋さん、というわけではないのです。


では、探偵ができないこととはどのようなことなのか説明していきます。


探偵ができること

探偵が行えることは探偵業法で定められています。

探偵業法は、探偵の業務運営の適正を図り、個人の権利や利益を保護に役立てる目的で施行されました。
探偵業法で定められている、探偵ができる業務とは、聞き込み・尾行・張り込みとそれらに類する方法です。

聞き込みとは、会社の同僚や近所の人などターゲットとかかわりのある人に話を聞くことです。 尾行とは、ターゲットに気づかれないように後をつけることです。


張り込みとは、ターゲットに気づかれないようにしながら見張っていることです。
この手法を用いて探偵は調査を行います。
もしかしたら、「これだけ?」とびっくりされたかもしれませんが、これらの方法で探偵は成果をあげていきます。

探偵ができないこと

前項の探偵業法に定められている3つのこと、聞き込み・尾行・張り込み以外のことを探偵が行うことはできません。
たとえばターゲットが会社から家まで移動するのについていくのは尾行ですので、ここまでは探偵が行うことができます。

しかし、ターゲットがはいった家の敷地内にまで入ってしまったら不法侵入になります。
また、探偵の調査で、証拠となるものを集めるなかで、録音された音声を集めることがあります。
しかし、その音声を取得するときに、勝手に部屋に不法侵入して録音機械を仕掛けたり、おどして無理やり言わせる、という方法で証拠を集めることは探偵がやってはいけない行為です。


その他、銀行の入出金データの取得、クレジットカードの履歴調査、出身地の調査、犯罪歴の調査などもできないことです。


犯罪目的の調査もできない

聞き込み・尾行・張り込みは探偵ができる行為ですが、調査の目的が犯罪にかかわっている場合は、どんなケースも行うことができません。
たとえば人探しの依頼で、その依頼者はストーカー目的で居場所を探すために依頼をすることもあるかもしれません。


実は過去、そのようにDVやストーカーの加害者が探偵を頼り、被害を拡大させてしまったという悪い前例があってから、犯罪を助長する目的の依頼を受けた場合は、探偵は罰せられるようになりました。
犯罪の拡大と自分たちの身を守るために、探偵は怪しい依頼を受けません。犯罪にかかわっていると思われる場合は、依頼の時点で断ります。

人探しの調査方法としては張り込みや尾行が考えられ、それら自体は探偵が行える行為です。
目的が健全な依頼は引き受けてくれるので安心してください。

基本的にはなんでもしてくれて頼りになるスーパーマンのような探偵ですが、法律に背くことは決してしません。
調査も法律に違反しないようにしなくてはいけませんし、調査結果も報復や、恐喝目的などに使われないように細心の注意を払っています。

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